この度、公益財団法人船橋市福祉サービス公社にて、難聴児の子育て交流会でお話をさせていただきました。
私がお話しした内容のうち、特にお伝えしたかったのは、難聴児のコミュニケーションにおいて、何よりも大切なのは家庭でのコミュニケーションであるということです。
難聴の子どもたちは、外の世界では聞き取りにくい中で日々頑張っています。だからこそ、家庭は子どもたちにとって安らぎの場であり、家族とのコミュニケーションは、自然で楽しく会話ができるものであることが大切です。もし家庭内のコミュニケーションでも頑張り続けなければならない状況であれば、子どもたちは疲れてしまいます。
このように、家族でのコミュニケーションにおいて、どのような形が子どもにとって一番良いのかを、改めて考えていただけたら嬉しく思います。
ちなみに、私たち家族は手話でコミュニケーションをとっています。
妻との会話も手話で行っており、難聴の娘たちはその様子を日常的に見ながら、自然に手話を学習しています。手話での会話は、疲れることなく、娘たちが積極的に会話に参加できる大きな助けとなっています。
家庭でのコミュニケーションがしっかりと成立していれば、あとは子どもたち自身も外の世界で頑張れるのではないかと思います。
改めまして、このようなお話の機会をくださいました公益財団法人船橋市福祉サービス公社の皆さまに、心より感謝申し上げます。
